受験生からいただく質問について、本校の限られた生徒の例から出来る範囲でお答えします。
<何歳まで受験できるのか>
この質問は実は<何歳以上になると合格できなくなるのか>との質問になります。これは学校によって内規があるのかも知れませんので、はっきりしたことはわかりません。ただし、本校の生徒の例からは、大学、専門学校、准看護学校ともに40代前半までは合格は可能だと思います。もちろん、今年は院長推薦なしに48歳で准看に合格された方もいます。
<男性は不利なのか>
本校は例年は男性があまりいないので、はっきりしたことはわかりません。患者側の希望という需要と病院側の供給の観点から、内規により男性の比率の上限を決めている学校はあるかもしれません。
<学歴による有利、不利はあるのか>
高卒か大卒かという学歴については、あまり有利、不利はないように思います。
しかし、一般の高卒に比べますと高認や通信制、単位制、さらにフリースクール等は不利になっているようです。面接のときに、高校を中退したことばかりを延々と質問してくる学校があることは申しあげておきます。これは、看護学校が、看護師の資質の中で対人能力を重視しているからかもしれません。
もちろん、本校の生徒は毎年高認や通信の生徒がどのクラスにも在籍していますが、たゆまぬ努力を重ねて、合格した生徒がたくさんいます。
<職歴による有利、不利はあるのか>
一般入試では職業、職種による有利、不利はあまりないと思います。准看の入試でも長年の経験のある介護士や看護助手が不合格で、医療でも福祉でもない飲食店や遊技場に勤務していることを面接で表明した生徒が合格している例は多々ございます。
しかし、社会人入試になりますと、本校の例では、銀行員、公務員、企業あるいは店舗の有能な正社員は一般の方より合格率がかなり高いことは申しあげておきます。看護学校つまり病院側からすれば、作文の上手な受験生より、仕事のできる受験生を選抜したいのでしょう。