社会薬学の国際学会で日本薬科大学6年生の樋口氏が優秀論文賞を受賞しました。医療機関の薬剤師と保険調剤薬局の薬剤師間の情報の共有が不十分であり、保険薬局での適切な服薬指導が出来ていない事を論述しているようです。その中で抗がん剤投与の計画書、検査値、副作用の経過等も取り入れた情報の共有システムを提案しています。大学院生や研究生ではなく学部生が研究論文で受賞したことには驚きました。一般の薬学部生は毎日の授業や実習、そして国試対策で相当忙しいはずですので。
-2021年06月02日-臨床アカデミーのブログ
ミスコン問題への女性の投書
ある女性がミスコンを批判する最近の風潮についての自分の考え方を新聞へ投書していました。女性の容姿を称賛することを差別と捉えることは視野が狭い、もっと柔軟性を持ちたい、との趣旨かと思います。この女性は中学生にしては冷静な考え方をしていると感心しました。容姿に限らず、学力も体力も財力も人間は平等のはずはないのです。しかし、どの分野であれ優れた人間を見ると羨ましいと思います。自分はその位置までは到達できないのはわかっていますから、つい引きずりおろしたくなります。まして若い女性にとっての容姿は生命に次ぐ大切なものとさへ考えている方も少なくないと思います。一般的には、学力、体力、財力は努力すれば、そこそこまでは手に入れることは可能です。しかし容姿はそうはいかないので、コンテストなどは不謹慎だとの意見もわかる気はします。しかし、正義の観点から規制ばかりを強めると、いつかは中華人民弾圧国と同じ道を歩んでしまうかも知れません。
-2021年06月01日-