司法試験はむかしは合格率が5%位だったような記憶があります。しかし最近は法科大学院で勉強してから司法試験を受験すると3分の1も合格するとの事です。これはすごい、私にも学費が払えて、年齢が一回り、否、2回り若ければ挑戦したいなあ、と思います。この高い合格率、否、高すぎる合格率に対して業界の方は低いと評価しているらしいです。他の分野に於いては大学院で修士号を取得しても研究者には採用されません。博士の学位だって、そう簡単に大学、研究機関への就職には結びつかないはずです。なるほど、司法試験に合格して弁護士になっても弁護士事務所に就職が出来ない、開業しても客が来ないという事なのでしょう。だから、教育投資の元手が取れなくなるリスクを回避するために、優秀な学生はむかしながらの一発勝負である【予備試験】の合格を目指すのですね。今でも予備試験の合格率が4%という大激戦になる理由が分かりました。
-2021年11月30日-臨床アカデミーのブログ
一芸突出児童の支援
文部科学省は<ある特定分野の才能に秀でてはいるが、総合的な知能や対人関係能力が低い児童の支援>についての研究を開始しています。従来の<将来は社会で役立つ能力とか音楽や美術で一流の芸術家になれる才能を早期に発見して育成してゆくプログラム>とは根本的に異なるようです。むしろ、才能にも関わらず実際には学校生活で本人が困っている場合の支援につながることを目的とするとの事です。研究会には天才児教育から発達障害の専門家までがそろっているようですが、私は論点がかみ合わないのではないかと心配になります。
-2021年11月30日-人工知能が児童相談所職員を監督
家庭内で虐待を受けて、結果として命まで失われた子供たちの事件が毎年のように全国から報道されています。その内かなりの数のケースが児相職員の対応能力の貧困さから発生している事も識者から厳しい指摘を受けてきました。役所の事務職員が人員の補充のために児相に駆り出されている事も否定はできない事実です。実は私は直接当事者から相談を受けたことがあります。何しろ児相の職員の何と9割が経験年数が5年以下なのです。このような専門職員集団なんて他の世界でありますでしょうか?見るに見かねて【AI頼み】となり、【しろうと相談員】は事例を何千件、何万件と記憶している人口知能に指示を仰いで急場を凌ぐという事でしょう。これはかなり成功するかもしれません。【将棋や囲碁の世界と同じ】原理です。
-2021年11月29日-性差、性別の縮小は服装から
文部科学省が全国の教育委員会に<児童・生徒の服装や持ち物に関してきめ細かな対応をとるように>との通達が出ています。これを受けて学校の制服が、LGBTへの配慮もあり、男性も女性もスラックスかスカートかは選択可能になってゆくようです。ランドセルやカバンなら伝統的な男女別の色分けを廃止することで決着はつきますが、今後の制服が果たしてどのような形態に変化してゆくのかが注目されます。
-2021年11月29日-【塙保己一学園】の卒業生が母校に凱旋、川越
東京パラリンピックは開催を疑問視する声もある中、選手のひたむきなプレーは日本中、世界中に感動をもたらしてくれました。川越市にある特別支援学校の【県立塙保己一学園】出身の3名がゴールボールで銅メダル獲得や入賞の大活躍をしました。同校は盲学校であり幼稚部、小学部、中学部、高等部が設置されています。報告会では在校生60名の前でゴールボールの実演も披露されました。この3名の選手に対しまして、【川越市スポーツ賞】が授与されました。どうかこの感動と誇りを胸に実生活、実社会の困難を一つずつ乗り越えて頂きたいと思います。
-2021年11月29日-南京豆は脳梗塞や脳卒中に効く
国立がんセンターと阪大医学部の共同研究班がアメリカの医学雑誌に発表をしました。ピーナッツの摂取量が多い人は少ない人よりも脳卒中、脳梗塞にかかるリスクが2割低いとの研究結果です。これは45歳~74歳の男女7万5千人を15年間以上追跡調査したデータを利用しました。喫煙習慣や食塩の摂取量等の影響因子は取り除いたうえでの統計処理との事です。私はお茶やコーヒーを飲みながらピーナッツを食べるのが好きですので嬉しいですね。
-2021年11月29日-文化庁国語世論調査に【親ガチャ】も入るのか?
文化庁による国語世論調査では時代を反映した言葉も含めて用例の間違い易い、勘違いされ易い言葉が調査されています。<コロナ禍>、<不要不急>、<ソーシャルディスタンス>等の昨年の流行語や<俄然>、<破天荒>のようなむかしからある言葉だけれどかなりの人が間違った用法をしている言葉について調査されています。最近よく耳にする【親ガチャ】も来年度の調査の対象になるのでしょうか?その内<担任ガチャ>、<上司ガチャ>、<時代ガチャ>、<国ガチャ>なんて言葉も出てくるのでしょうか?
-2021年11月28日-
自衛隊の殉職者が70年間で2千人に
防衛省によりますと1950年に発足しました【警察予備隊】以来の自衛隊員の殉職者数が累計で2019人になったとの事です。これは71年間でのことですから、平均しますと年間では約28名位となります。世界的に見てこの数字はどうなのかは一概には言えないと思います。そもそも外国の組織は軍隊であり比べれば少ないのは当然です。較べるとすると異業種になりますが、日本の警察官や消防官の年間の殉職者数との比較は意味があるかと思います。
-2021年11月28日-医師は100万で看護師は40万の月収、共に高給
財務省によりますと、医師の平均月収は約100万円であり、看護師の平均月収が約40万円との事でした。大きな待遇の差があると報じていましたが、私はそのようには感じませんでした。もちろん、医療現場の仕事の大変さという観点ではなく、かつて医学部受験生を指導して、その後に看護の受験生を指導していますが、生徒の学力からの感覚です。40万円の月収は私個人と比較しましても、また私どもの業界と比べましても羨ましい金額かと思います。
-2021年11月28日-県立高校で図書館革命!お客ファーストへ
県立飯能高校では生徒が誰も来ない図書館が大改造されて、生徒に寄り添うユニークな図書館に生まれ変わりました。県立図書館の勤務から異動して同校へ赴任した図書館司書が、1日一人しかお客の生徒が来ない図書館をたくさんの生徒の居場所へと変えたのです。3千冊の漫画本、ぬいぐるみや玩具まで利用できます。さらに冬場はこたつの中で読書が出来るようになります。このような司書教諭が各校に配置されれば日本人の読書力と基礎学力の回復につながります。そして言語能力の向上により青少年、そして日本人全体の対人関係能力が飛躍することを確信します。
-2021年11月28日-