国立がん研究センターががん患者の5年後と10年後の生存率を発表しました。それによりますと、約30万人のがん患者の追跡調査の結果、10年前に癌と診断されたすべての患者の中で6割が生存しているとの事でした。ところがこの生存率は癌の部位により大きく異なる事が判明されました。胃癌や大腸癌の患者は3人中2人が生存していますが、肺癌や食道癌では3人中1人です。乳癌、子宮癌、前立腺癌は8割、9割の生存率です。肝臓癌、膵臓癌はかなり厳しい結果でした。
-2021年12月25日-臨床アカデミーのブログ
遺伝子操作で認知機能が回復、老化を止める?
京大のチームがマウスの脳の【神経幹細胞】を若辺らせることにより認知機能の回復に成功したことが発表されました。被験体のマウスは脳の活動状態では人間に換算すると60歳位との事でしたが、京大の【遺伝子操作】により人間の10代の若者の活動レベルにまで回復したと報じられました。神経幹細胞は神経細胞【ニューロン】の基盤になります。ニューロンは記憶や学習の領域、つまり【認知機能】で非常に重要な働きをしています。若い時は活発に活動しますが、加齢とともに活動量が漸減、あるいは激減してゆくようです。実はこの老化という現象は、人間に限らずあらゆる動物、生物、生命に宿っている摂理かと思います。<生命は誕生から消滅までが自ら備えている摂理あるいは宿命に従って遺伝子のプログラムを展開している現象の連続>という観点が転換されそうな研究ですね。
-2021年12月25日-学生用【子供食堂】で100円定食、埼玉大学
昨年からのコロナ禍は大学生のアルバイト収入の大幅な減収をもたらして、学生が食費を削減せざるを得ない状況があります。埼玉大学の学生食堂ではクラウドファンデイングや卒業生から【寄付金】を募り【500万円】以上が集まったことを受けて、食堂の日替わりメニューの定価を100円に値下げした【赤字分を補てん】出来るとの事です。来年の2月までには合計1万3千食分を供給できるようです。現代の大学生は本当に苦労が多いと思います。昔の国立大学は授業料はタダみたいに安くて、アルバイトも家庭教師や塾講師に引っ張りだこでした。だからクラブ活動、サークル活動、学生運動まで出来ました。
-2021年12月23日-【深商】で【渋沢記念】簿記教室開講、創立100周年を飾る
【県立深谷商業高等学校】は【創立100周年】事業の一環として【渋沢栄一記念簿記教室】を開講しました。これは深商と深谷市が共済して深谷商工会議所が後援しています。10月から3月までの毎週日曜日に同校記念館の有形文化財である【二層桜】で開講されています。そもそも簿記は渋沢栄一により日本に導入されました。また、深商の創立には渋沢の尽力があったとされています。渋沢栄一は聖徳太子よりも偉人ではないかと考えています。
-2021年12月23日-絶滅危惧種も餌をやればペットになる?
特別天然記念物の【タンチョウ】鶴が釧路平原で生息数が増加に転じているようです。明治時代のいろいろな書物にもタンチョウの描写がありますように、我が国では全国に生息してた普通の鳥でした。しかし自然破壊や乱獲により昭和時代の半ばにはわずか数十羽しか確認できなかったようです。ところが、最近の調査によりますと2000羽近くまで回復しているという驚くべきことが起こりました。これは国が餌が不足する冬場になると給餌場を設置した事に加えて、近隣住民、北海道民が積極的に餌を与えている事が理由のようです。しかしながら、この行為はやはり自然の摂理にはそぐわないようです。給餌場では餌を求めて鳥が群をなすようです。環境省は餌の分量を半減したとの事です。タンチョウは今後は全国の動物園行きになるのでしょうか?
-2021年12月23日-運送・運輸業で客の暴言・威嚇が多発、糟客のカスハラ
<全日本交通運輸産業労組協議会>が2万名の労組員のアンケート調査の結果を発表しました。これは運送・運輸業界の労働者がっこ客である乗客等から受けた<嫌がらせ>についての調査です。結果として、組合員の実に半数近くが被害を受けている事が判明しました。この【迷惑行為】は【カスタマーハラスメント】と呼ばれているようです。その内容は<暴言><反復クレーム><威嚇・脅迫><説教><拘束><暴力><セクハラ>と多岐にわたるようです。むかし浪曲歌手が【お客様は神様でございます】とのセリフを言いましたが、一般国民の解釈が間違ってしまったようです。【金を払う側は何をやっても許される】と考えている客は、<残り糟のような、ゴミくずのような客>です。
-2021年12月20日-路線バス車両がコンビニ・スーパーに変身
帯広市では路線バスが乗客を運搬する運輸業と食料品を販売する商店を兼業しているようです。バスの後部座席の部分に商品の陳列棚を設置して、商店のあまりない郊外の停留所に停留しながら臨時のコンビニ・スーパーを商っているようです。発想が素晴らしいですね!自家用車を持たない住民や高齢者には本当に便利かと思います。
-2021年12月20日-【鬼滅の刃】で年賀状が挽回可能か?
池袋駅の周辺3か所に人気アニメのキャラクターを登場させた郵便ポストが設置されました。確かに一目は惹きつけますが、これで【年賀はがき】の売り上げ増につながるのかは微妙なところです。さらに郵便の利用自体が近年減少傾向にありますので、これに歯止めをかける方途を抜本的に検討しなけらばならないかと思います。【ハガキと封書】という郵便の本質的な事業を守りゆくためには国民も協力する姿勢が必要です。
-2021年12月20日-【一女】で【裁判員】の出前講座
【裁判員】制度も徐々に知られるようになりましたが、裁判員の選任基準が再来年には18歳からに引き下げられます。それに伴い高校生も裁判員裁判に参加できる資格が得られることになります。【県立浦和第1女子高等学校】に埼玉地方裁判所から【若手の女性裁判官】が2名が派遣されまして、同校の1年生に【裁判員裁判】についての概要等が講義されました。登壇しましたひとりは、実は同校の卒業生でした。在校生は裁判や裁判員についての知識を獲得しながら、同時に裁判官なり法曹の世界を垣間見たのです。先輩の裁判官に将来の自分を重ね合わせて、さらに勉学に励むことを決意された生徒もきっといたことでしょう。
-2021年12月16日-【川高】科学甲子園の県予選で優勝!
<第11回科学の甲子園>が県立教育センターで開催されました。これは<科学技術振興機構>が<広げよう科学の輪、活かそう科学の英知>を合言葉に主催しています。【数学、物理、化学、生物、地学、情報】の6分野についての筆記試験があります。この合計点を競います。【県立川越高等学校】からは各分野1名で計6名が出場しました。2年生5名と1年生1名です。物理で受検した黒田君は<ノーベル物理学賞を受賞された梶田隆章先生の母校というプライドもあり勝ちたかった。全国大会も頑張りたい。>との意気込みを述べていました。
-2021年12月14日-