【リケジョ】の求人が埼玉大学から

埼玉大学理工学部は昭和の後期、平成時代を通して学生の学力が地盤沈下したことに危機感を募りながら今日まで来てしまいましたが、最近になり、女子生徒の応募者を増やして入学生の学力の回復の起爆剤にしようと躍起になっています。日本の理工系、農学系の学部で女子学生の占める割合は全学生の1割程度しかないようです。これは本人の意識もありますが、周囲の人が女子が理工系へ進学と聞いたらひと言反対してしまう傾向が強い事も影響しているのかも知れません。本来はコツコツと実験を繰り返すのはむしろ適しているかも知れないのにです。埼玉大学が女子高生対象の出前授業をやりながら【リケジョ】を増やそうとする取り組みは評価してもよろしいかと思われます。しかしながら、埼大理工学部がノーベル賞を受賞された日本学術会議会長の梶田隆章先生の在学した時代のレベルに戻るのは不可能かと思います。当時は国立大学の月謝が1時間の家庭教師代から捻出できた時代です。国立大学の授業料を10分の1、せめて5分の1まで下げる必要があります。

-2022年02月13日-