プラスチック製のゴミが河川、海洋に漂流しますが、その間に細かく砕けた微細プラゴミの重量が推定されました。我が国では157トンとの事です。プラゴミの総重量ならそんなものかと思いますが、ほとんど見えないような、つまり重さなどないようなものが157トンにまで膨れ上がっているわけです。その分量はかなりのものになります。海洋も魚類もたまったものではありません。当然、魚介類を食する人類への害毒となっています。ここ数年来消費者の意識も変化してきました。エコバックを利用したり、レジ袋の有料化を受け入れたりとしています。ところが、この海洋のマイクロプラゴミの正体、発生源は、何と、ゴルフ場や民家の玄関先の人工芝と水田で使う特殊肥料でその4割を占めているとの結果が判明しました。とにかく人工の物は自然の摂理に反していることを我々は自覚しなければなりません。
-2021年05月07日-